こまめにストレスを解消していても自分だけで解決できないこともあるはずです。その場合は一人で解決しようと無理に頑張るのではなく周囲の人に相談してみましょう。自分の気持ちを誰かに話すだけでもストレスが軽減されるのでストレスケアとして有効です。ただし、考え方は人それぞれ異なるため自分とは違う意見をいわれることもあります。その場合は逆にストレスを感じてしまうので距離が近い友人や家族ではなく専門家に相談することをおすすめします。もしストレスで身体に何らかの異常が出ている状態なら早急に専門家に相談しましょう。相談窓口を紹介している厚生労働省のサイトを以下に紹介しますので参考にしてください。
周囲に相談しサポートを受けることもストレス軽減に有効な手段ですが、ソーシャルサポートには「道具的サポート」「情報的サポート」「情緒的サポート」「評価的サポート」の4種類あります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
「道具的サポート」とは問題が解決するように直接サポートしていくことです。例えば、抱えている仕事が多く身動きが取れない場合は同僚に手伝ってもらう、などが道具的サポートになります。
「情報的サポート」とは問題が解決するように間接的にサポートすることです。「こうした方がやりやすくなる」「○○の資料がわかりやすい」といったように役に立つアドバイスをすることが情報的サポートです。
「情緒的サポート」とは励ましたり、愚痴を聞いたり、相談にのったりと情緒面のサポートをすることです。「おはよう」と明るく笑顔で挨拶したり、「大丈夫」と声をかけたりするだけでも情緒を安定させる効果があります。
「評価的サポート」とは仕事について適切に評価することです。努力したことをほめたり、評価したりすることなので上司がこの役割を担うことが多いようです。
どのようなサポートを受けられるのかを知っておけば、いざという時も安心です。まずは相関図を書いてみましょう。自分を中心に置き、その周辺にサポートしてくれる人たちや機関を書いていきます。家族や友人など距離が近い人たちだけではなく、同僚や上司など仕事に関係する人たちや過去に言葉を交わしたことがある人たちなども書きこんでみましょう。中には「会話はするけれどサポート的な立場ではない」という人もいるかもしれません。しかし、会話をするだけの関係でも楽しく会話することでリラックスできる相手ならそれはソーシャルサポートの一人だといえます。誰がどのようにサポートしてくれているのかが明確になるだけで「色々な人に支えられている」と実感できストレス軽減にもつながります。
ストレスなどが原因で体調を崩した人を専門的に治療する心療内科ではカウンセリングを重視しています。現代はストレス社会と呼ばれるほど多くのストレスに晒されています。これを受けて心療内科の社会的なニーズも高まっています。
一人で解決しようと頑張ることがかえって逆効果になってしまい、状態が悪化してしまう場合もあります。無理に頑張るのではなく誰かに相談するのも有効な方法です。家族や友人、メンタルケアの専門家の意見も聞いてみましょう。
嫌なことや苦しいことがあると精神的に大きな負担がかかるためそれをストレスだと思っている人がいますが、正しくは外側からかけられた圧力によって生じる歪みのことです。ストレスには悪いストレスと良いストレスの2種類あります。